創立1972年。化粧ベニヤ(1本の樹木を薄くスライスした板=単板)やシート材料を木工加工技術を駆使し商品を創出します。 家具、住宅機器、建設材料、内装材、自動車、船舶内装、楽器、運動器具、文房具等々に化粧ベニヤ、シートは使用されています。
大川化粧合板工業協同組合
第52期 理事長 池末 和海
大川化粧合板工業協同組合も皆様のご支援とご指導によりまして、創立50周年を迎えました。改めて感謝申し上げます。
毎年のように大規模な集中豪雨、猛烈な台風、大地震が頻発し、地球温暖化による気候変動への危機感が増し、その原因である温室効果ガスの縮減に向けて多くの取り組みが実施されています。
ツキ板業界を取り巻く経営環境は、ツキ板用原木の量的減少、質的低下が続き、また非木質系の塩化ビニールなどの人工素材の増加などによるツキ板需要の大幅な減少、輸入諸国との競合などによる輸入材の値上がり、さらには海外物流の混乱による原木の供給不足、価格の高騰等これまでにない厳しい状況となっています。
ツキ板の持つ「やわらかな感触、豊かな色彩」は人々の暮らしに潤いと安らぎをもたらすものであり、木材の利用拡大に欠かす事の出来ない重要な製品であると確信しています。
業界の取り組み、人、動物の健康と環境の健全性、安全、安心できる化粧板つくり
1.創立50周年記念事業
令和6年10月25日(金)
木室小学校36名参加によるセンダン植栽
記念誌発行
2.全天連第38回全国優良ツキ板展示会開催への参加
令和7年3月
加工技術の研鑽・産地のPR、販路拡大開拓
3.販路開発事業
これまでの製造技術、加工技術を活かした化粧板の製造の中で、これから期待される住宅の質の向上に貢献する。不燃、準不燃の化粧板の商品の海外販売に向けて活動。
国内、少子高齢化に伴い新設の住宅着工数は今後減少が進む。
2030年には74万戸と2023年比で14万戸(16%)減少と予測されている。
SDGSや脱炭素社会へ向けての活動の中で住宅は質を求められる。
海外、急激な円安による輸出の追い風も大きい。
令和6年 5月吉日
池末 和海